テキスト1981
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Ja−‘jER’u10 〈3ページ@〉五葉松社お(かきつばた)七竃(ななかまど)花器・灰色刷深鉢秋の紅葉の山えしさはH木ならではの感がある。七市もその代表のである。山肌を真紅に染める紅葉も美しいが、すべての木々が落葉した後いつまでも残る誌い実の群がりにも静かな秋の名残りを感じる。七竃や楓は世界中に分布するが、ヨーロッパで秋に紅葉する野生の樹木はないそうであるοXカナダの国旗の楓の葉は砂川何楓(さとうかえで)というが秋に黄色く変色するだけで紅色にはならない。七竃の乙とを市電木(らいでんぼく)ともよぷが、スカンジナビア地方では欧州七篭を川よけの霊木とする伝説があり市艦の一部に必ずその材を使うらしい。その辺から雷電木と呼ばれるようになったのかも知れ乙の盛花では七竃と社私だけでは草やかすぎるので五葉松をそえて落利かせている。花探に砂利をしいて大剣山を三伺いれて起もとを広くいけられるようにしている。小さな剣山一つで、たっぷりした花をいけようなどと欲ばらないでほしい。校の重量を充分支えられる留具を使って楽にいけ上げたい。一つ〈3ページ⑤〉祢松枯枝二木テロペア・スペキオシッシマムハ愉花器・白灰制派鉢作者・木村盛仲テロペア・スペキオシッシマは変な花である。花が萎れてきたので捨てようとしたら、花弁の問から新非がふき出している。オーストラリア原産で、へアピンをブラシのようにつき立てたパンクシアと同じ、山もがし科に属する。色は強い紅色で花の直径は叩咽位ある。乙乙では六輪用いているが、相当な重量を感じる。だからとりあわせる相手も赤松の枯枝を二本強い形花見えるよう、花器の左側にしっかりとめてからテロペアを大きな剣山にさしている。花器は上部が白、下半分位から明るい灰色の粕が、かかっており、直径はお側、深さが団側でどっしりしたものである。写真の上の花器より少し小さいが厚手なので重量感は充分にある。テロペアは輸入品ではあるが、もし一本でも手に入れば小品に使っても美しい北である。短かく好みの花瓶に柔かい色の観葉植物の葉を一枚そえるだけでよい。身近に置いて飽きずに楽しむ乙とが出来る。2

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