テキスト1981
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結伺(いたどり)虎杖頭花vwν(くず)大葉のいのもと草チーク材くり鉢虎杖(いたどり)の花は山に咲いている時はただ白いかたまりでしかないが、切ってかえって眺めると実に美しい色である。葉をとると一層その紛がかった白が鮮やかである。葛の花は目立たない花だが白い虎杖の花の横へそえると地味な紫が、山で見た葛とは思えない程美しいそこへオレンジ色の鶏頭と大葉のいのもと草をあしらい、チーク材のくり鉢を花器として使った。全体の調子は地味ではあるが、虎杖の花が光りの具合で美しく変色する。八月のよ凶花背峠に花を掠しに行ってみたが、その時制って帰ったものである』戸、葛、大葉のいのもと草、雁皮(がんぴ)、梨、杜鵠(ほととぎす)、四つ般実(ょっずみ)市枝、竹似草、獅子独活(ししうど)その他乙のテキストの中に色々といけている東京銀座松屋で九月十一日より十三日迄出品花器寺池静人作白地銀彩花瓶花材木瓜、鶏頭敷板真塗角形敷板永山鹿香作「生花」展引否~3 7JJ

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