テキスト1980
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@すすき(かや)、白菊、紫結梗の三種を生花花活ける。淡青色の壷である。すすきには女郎花、桔梗などその他三相生、五種生など材料を交えて活けるととが多いが、夏から初秋へかけて感じのいいものである。しまり花形が作りやすい。2木程度で花形を作る。焔を留に使うと足もとがしっかり引きすすきは少し広葉のものが水揚がよくるυ大徳寺山内の奥まったところにある芳春院は京都紫野大徳寺の山内にある芳春院は桃山時代前田利家の夫人松子によって建立された寺院であ清寂な環境にある寺院だが、木立の正面にある枯山水の庭は山渓より流れいずる水が巾央の湖にそそぐ符態をあらわしたもので、六月より七片にかけて、乙の庭に白紫の桔梗が咲き「桔梗の庭」として有名である。「花作雌」と’名づけられ、その季節になると好不者が多く訪れて、行とぷ円の聞に咲く結梗の花の清耽さを観れするのである。2

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