テキスト1980
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紅椿.アイリスR濃い掲色の長瓶に紅椿、アイリスの二種を入れる。枝振りはよいが葉の形がだらりとしてしまりがない。椿とアイリスは網和のよい取合せである。水仙との配合もよいが、色彩的にアイリスが美しく、細い葉の曲線と椿がよく似合う。R淡紅色の糸菊、嵯峨菊といわれている。細々とした花弁だが垂れた茎、柔かい小葉、品格のある小菊である。庭の寒竹の枝を少昂添えて、これはペルシャ花瓶の白磁に胃色の図案のある布に活けた。巽国伯紹と色彩的に災しい取合せである。紅色・糸菊寒竹R ⑧ 4,

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