テキスト1980
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たυ昨年冬より身体の調子が悪5Aに入ると身体の調子もよくな東京松坂屋での「日本いけばな叩人展」は6月5日より始まっく、食道疾患のため京大病院へ入院したのは3月6目だった。展の会期が近づくにつれて、どうなる乙とかと心配していたのだがり、5月お日、ようやく退院という乙とになり、やれやれというのが実感だった。叩人展の開会までは印日間を余すのみだったので、退院のその翌日から山品作の下準備にとりかかることになった。作品の構想は大体定っていたのだが、材料の問題、会場のスペースと作品の大きさ、設備との調和、会場までの送達の手順、生込時間との関係、助手その他、人事に関する問題、宿伯ホテルとの交渉など、雑事をふくめていろいろ準備行動がわずらわしい。とにかく、作品の下抑えには広い以所が必要なので、特にお願いして、京都市仁王門の寂光院の木堂を拝借して、その基礎となる原型の組み立てを作りはじめる。横巾叩メーター、奥行3メーターの大作なので普通の場所では作りにくい。写真にあるように木堂の縁側を場所にきめて、お日より初日まで男性5人の助手の力を借りて素材を積み上げ、固定の作業にとりかかる。一応花の材料を添加して調子を考える。6A2日夜、5トントラックに積み込んで東京へ向け出発させた。叩人叩人展の準備作業⑤ 3

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