テキスト1980
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ラッパスイセンの大輪花、紅八重椿、テンモントウ(天門冬)の三種盛花であるυ花型もよく処理も美しい。色彩的にも配合のよい作品といえる。花器は褐色に赤を加えた腰高花瓶だが、との花器に花形がよく乗って、バランスのよい花形である。下部の椿の形がよく安定しており季節感の深い作品といえる。さきに京都市より表彰された、桑原専渓の「文化功労草」を記念するために、映画に撮影し保存されることになり、2月却口、六角烏丸の桑原富山荘軒において、撮影が行なわれた金扉風を背景にして、盛花を活ける専渓、その他に庭や座敷などを撮影されたが、乙の写真はそのときの撮影風景である。U⑤ 則岡理慧子作(京都市映画部〉11 文化功労章

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