テキスト1980
20/137

(皆さまの御愛読を感謝いたします)テキストも二OO号を迎えるととになった。毎月書きつづけて十七年間経過した乙とになる。思いかえせば随分永い年月である。桑原市V慶流を習う皆様に、いけばなの勉強になるように家元としての責任を考えてみると、なんとかよい方法で呼びかけるのがいちばん必要だと考えついて、毎月私の花を写真にとり、その作品を通して私達がどんなに考えるのがよいか、また伝統の生花がどんな考え万で作られているのか、というζとをお伝えしたいと必つてはじめたのが乙のテキスト発行の動機だった。もちろん印刷物を通じては完全だとは思えないのだが、それでも桑原専炭流の考え方はζんな考え方だという乙とは理解してもらえるのではないかと、いろいろ工夫を加え、毎月号を作るたびごとに習う人達の立場を考えて、私自ら花を選択し、花器を選び、私自身が活けて、またその解説の筆をとって、とにかくこの卜七年間継続したことになる。最初、日守もつ,つければ充分目的を達することになるだろうと考えて始めたのだが、皆様の熱怠によって、よくも乙の永い年間つづけられたものと感慨無量に堪えない次第である。幸いに文章を書く乙とが弔って好きであることもあって、自分の出来得る範囲で、なるべく手軽な方法であまり重い負担にならない様に、というとζろに目標をおいて山発したのがよかったのだが、あまり理怨的な方法で発行すると、経質の問題や印刷期間の問題もあって毎月発行が出来ないことになる。もちろん企画を拡大して考えればよいのだが、ζんなになると一つの事業となってしまうことになり、私個人が気峰な気持ちで作るという、当初の方針からはずれることになる。そんな次第でぽつぽつ楽しみながらつづけてきたのが、思いきや二OO号という実績を積み重ねるととになった。作品写真撮影もその日にある材料を買ってきて、その範囲で研究になるものをと考えて、例月特徴をアキスト00号を迎えました哨酎時特吋③ 4 。

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る