テキスト1980
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ブ@。白菊チューリップスイセントクサスプレイ菊パラの実@と@は同じ四角い花器に活けた盛花である。並列的な活け方が乙の器にはよく合うと思われる。@赤いチューリップとスイセンの取合せ。スイセンを背高く広やかに入れ、チューリップの開花を中心に使う。水仙の清楚な薄黄色と亦い花びらで早い春を忠わせるようである。@木賊(とくさ)とスプレイ菊の親しみゃすい花。横長の四角い花器を使っているが、花器の形にひっぱられて一同平な奥行のない花型にならぬょう気をつけてほしい。この木賊も前後の間隔は上の方では却価以上ある。スプレイ菊も大分前にはり出していけである。右後の刻は木賊より後になっている。左械につき出た一本、左中程ののび上った一木、乙の二本がとのいけばなにはずみをつけている。木賊はかなり太いもので節から小枝が出ていたが全部とり去り、上の方で細くなった部分を節の所でむしりとって太い所だけでいけ上げている。木賊が竹の幹のように見える。ノ可@ ⑤ 14

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