テキスト1980
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婦人画報九月号の巻頭を飾る父専渓立花で牧直美氏の重厚さのある立派なカラー版なのだが、残念ながらテキストの白黒の印刷では感じがあ②杜若一式立花立花題らわせないそうである。そ乙で私の絵で紹介させていただきたい。だいているζとと思う。今年の春の上の方は杜若一式の立花。河骨(乙うほね)を前置に挿し添えている。春先の社若一式の立花の場合は純粋に杜若で前置まで作るが、夏乙うほねが咲き出した頃には河骨を加える。両方共時々皆さんK見ていた(花材)かきっぱた・河骨華道京展にも社若一式の立花を出品した。入院中の力作だったが今回の婦人画報の作は病気の良くなった明かるさも感じられ私も父を手伝っていて大変気持のよい出来上りの花だった。下の松の真の立花は杜若の立花とは感じの辿った重厚さのある力強い立花である。姫百合桔梗といった可AA寸ゑ斗ん目時下手(花材)憐な花と、がっしりした松の幹、いちいの厚みと程よく調和している。又左側のしゃがの一削も右にはり出した松とつりあいをとって力強い調子をもっている。松・白菊・著義・いちい・姫百合・桔梗・椿・ピワ・の大葉・梅のずわえの九種類の花を難無く使いこなしているように見えるが、乙れだ松・白菊・著衰・いちい・姫百合・桔梗・椿・ビワ・栴けの多種類の花材で色彩上のまとまりをつける乙とは大変むつかしい。盛花や投入ではまずありえないとりあわせだといえる。杜若の立花の明快な感じ、松の立花の見事な色のとり方をお伝え出来ないのが残念だが本屋さんで同誌の残りがあれば是非手花入れておいて欲しいものとお願い申上げます。v止す主斗人骨えま、手立花Jl.、⑤ 松6

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