テキスト1979
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日木の園芸には、日本庭園の様式と外国庭園の様式の二つに大別されている。また鉢植えの植物にも伝統的な「盆栽」と称するものと洋花の鉢植えの二種類がある。それぞれ、専門的な分野があって、その栽培についても深い技術が要るのは当然だが、私達のしろうとから見ると、あまりにもはっきり区別がつきすぎていて、それぞれが対立しすぎているようにも思をるのである。一昨年から二度ョーロッパ旅行をした際に、あちらの植物と園芸について私なりの見方をしてきたのだが、庭園の柏樹、ことに刈り込みなど、造型的にかなり大胆な形式を加えている。また、球形の刈り込み、円錐形の造形など常緑樹の形作りに技巧的な方法が用いられている。之生の形など平而的な造形に複雑な図型的な考え方をもって、絵血的な芝生造梨を作っているのも多い。は、ちょうど日本庭園に見られるような赤松の幹を見せて数\ その中に、東洋的な植樹には、たとえば老松の様なもの‘R 45cmR(花台桑材で作った長い卓、落笞きのある品格ある台。桑の色が彼くしかも軽やかに感じられる。材料が珍らしい。横(花台かりん平卓、木地のがっしりした台。銅器にも陶器壷にもよく調和する。横、単純な形で装飾のない形が好ましい。3)95cm4)75cm、奥行30cm(凡3)、奥行凡ふ4

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