テキスト1979
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りを垂体の瓶花に活ける。サンシュウの古雅な枝を添えて、バラの紅白の花を添える。前方へ強く出た枝、下方へ垂れる形、いわゆる文人調の古雅な趣味の瓶花である。卯の花は別にうつぎ(空木)ともいい茎が空洞になっているのでこの名がある。うのはなには種類が多いが、この利休梅というのはその中の一種である。五月より六月へかけて咲き、水によく見かける花だが、切り花として盛花に活けるのも、可愛いい感じの盛花となり部屋の飾り花として美しい。ひなげし(ポビー)と同じように、花首が曲って垂れる形をそのまま垂れさせて活けるのが、自然の形で面白い。可愛いい感じであR 山木のミヅキの変化のある枝振R 利休梅はうのはなの種類である。c 赤いレナンキウラスの花。鉢植である。この様に背高い花瓶には前面に上方より枝葉が下がるように形を作ると調子よく見られる。きのあるように前後に深い花形が好ましい。揚げのよいかんぼくである。プなど調和がよく、雅戌を好む瓶花の材料として濁和がよい。篭の花としてもよく、壷に活けても調和がよい。かけはななど種挿しとしても好ましい。る。この写真の盛花には洋蘭のバンダの葉を二木前後に添えた。熱帯植物なので共通した感党があってよく調和している。洋間の棚の上の花として、テープルの花として適している。明るく軽快な感じの盛花である。花器は白磁の陶器で大きい花瓶前方への枝の出、後方への奥行キキョウ、ヒメユリ、紫ショウc R利休梅c レナンキミヅキサンシュウ紫キキョウュウラス紅白バラバンダの葉11 R

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