テキスト1979
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l-=-R姥百合は7月に咲く山百合である。盛皮に実を結び秋には雅趣のある形をみせる。この姥百合の実3本に黄色の百合の花5本をとり合せて瓶花に活ける。開花の百合は固芸栽培による新種でスカシ百合と鬼百合の交配種らしく、葉も緑に美しい。黒色の陶器広口花瓶に剣山を入れ軽やかな感じに入れる。姥百合の茎に変化があり、面白い花形を作ることが出来た。色彩的にもよく淡泊な感じである。黒掲色の丸い水盤に活ける。早咲きの水仙2本を添える。まばらな枝の線条が花形に変化をみせている。黄ばんだ実の色と水仙の葉の緑との対照が色彩的に美しい。11月の花材として季節感の深い配合である。単純な形だがすっきりとした盛花である。このRと⑧は茎と枝の線条を見せようとする作品で、そこに特徴がある。Rかりんの実つきの枝、葉も少し紅葉して風雅である。R うばゆりの実スカ、ン百介?

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