テキスト1979
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R九月の代表的な花「しおん」。これは生花に活ける九月の花材だが、花二本(葉七枚)と花三本(葉九枚)の二種の活け方がある。三本の場合は葉、真、副、見越、真かこい、胴、胴の沈み、留、控、総かこいの九枚を入れ、花は真、副、控、の三本を入れる。留に花を入れず控に花を入れるのは、この紫苑だけである。しおんは昨年葉として出生したものが今年花軸となるという出生にもとづき、葉と花を区別して活けることになっている。従って下段の花は留の葉(三枚組)の後方に入れるのが特徴になっている。R黄花の中菊と白花の小菊の二種を竹器に活ける。副を長くして留短く左勝手の生花を作った。行の花形で湿雅な花形である。cしおんを寸筒花器に入れる。花二木葉七枚である。くばり木を前後の真のくばり木にかけ、総かこい、留、胴、副、真かこい、花は真、胴の二本である。紫苑は花を高く入れ、葉を低く入れるのが花型の特徴である。生花としては一種挿しに活けることになっている。真、控の順序に葉を入れる。幽__=_―l=-=―-=――――-=-=====-=======―-==-_-l-========-=―-========―――-====皿=l===-========-===-======-==========-====__-=============訓私のヨーロッ。ハ旅行はこれで三回目です。私の好みとしてその土地の歴史と建造物、風俗生活習慣などに興味をもっていますので、山岳や海岸の風景よりも、変った地方の民族の生活ぷりを見たいと思うのです。特にョーロッパの伝統的な土地にあこがれをもって、いずれの場合も同じように古いョーロッパの各国を回って、日木の伝統と芸術、文化的な歴史のあり方とを比較して勉強しようと考えます。今度はスイス、西ドイツ、オランダ、フランス、ベルギー、イタリアの六か国を17日問で廻ったので、それこそかけめぐりのあわただしい旅行で充分とはいえませんが、とにかく、三回目ですから大体要領もわかるようになり、日本の国内旅行とほとんど変らない種の慣れというようなものが出来て、平気で街を歩き廻るようなゆとりが出来ました。私の都合もあって、いつも八月に行くことになるので、季節的に同じような状態を見ることになるのですが、晩秋とか冬期に行けば随分風景も変って見えるだろうと思います。また「。ハリ祭」の七月や、雪のあるクリスマスのころのヨーロッパ、マロニェの咲く五月など行ってみたいと思っています。私はジャル。ハックの旅行団体に入って行くのですが、理想的には自分だけの。フランを立てて好きな期間に行くのがよいと思います。単独旅行だと日本ー。ハリ問の航空料金が往復六十万円近くもかかりますし、ジャルの団体疇私のヨーロッパ旅行-__叩叩一一2 R (生花)しおん(三花九葉)=====

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