テキスト1979
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⑧すすきc ドラセナサンスター(百合)ゆうぎりそうカレオーダ(くじゃくやし)白バラけいとうほうづき(枯花)Rこの号の写真を撮影したのは6月28日・29日の二日間であった。総数35枚程度を写したが、二日間を通して午後6時から午前2時まで、終り方にはすっかり疲れ切って段々と駄作も加わり、材料も乏しくなり興味も失せてしまって平凡な作品も出来てくるという次第で、どうにか作り上げた作品もある。この上の作品はクジャクヤシ(カレオーダ)に淡黄色の百合の二種でこの百合はスカシュリと鬼百合の交配種で新種の百合(サンスターという)咲きぎわの美しい百合である。50センチ以上もあり、このカレオーダとの調和もよい。花器は掲色の腰高水盤だがあまり形のよくない花器である。花材とはよく調和して色彩的にも感じがよい。リソウの淡紫色の花との調和がよい。ユウギリソウは高山植物だがフジバカマに似て、趣味のよい花である。篭によく調和している。上方を広く株もとに狭くまとめたこの花形もよい調子だと思う。用して花器に使うとよく調和する。花材は細葉のドラセナ、である。紫赤色のイチョウケイトゥとさびた朱と福色のほうづきとの色がよい。下部でホウズキをひろげて左右対照の花形とした。これはドラセナよりもススキの方が趣味的によいと思われる。紫のキキョウを少し加えると色彩的に美しいだろう。青楓、ケイトウ、ホウズキ、キキョウナッハゼ、ケイトウ、白バラなども美しいと思う。R 夕栃草、ススキ、バラ三種、白竹の篭に活ける。ユウギc 麦稗で作った篭。これは電燈のシェードだが、これを利けいとう、ほうづきの枯花の三種R R 18

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