テキスト1978
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かのこゆりこうやまきずいぷん暑い夏でした。九月号のテキストの作品に、新秋らしい花をと思いながら、季節のかわるのを待っていたのですが、どうにも待ちきれず八月のすえに、このテキストに掲載したものを写真にとりました。今日は九月四日です。二、三日前からどうにか秋冷といった状態になってきましたが、自然というものは微妙なものです。涼しくなったと思っと花も「サワギキョウ」「クルメケイトウ」「シオン」など、新秋らしい花があらわれてきます。数日前と大変な迩いです。これから静かに秋雨のふるごとに、私逹の活ける花材にも新鮮なうるおいをますことでしょう。初秋の譜専渓i ー5月のスカシュリから,ササユリ,テッボウユリ,ヒメユリ,タメトモユリ,オニユリなど咲きつづけた夏の百合も8月に入って,毎月1回発行桑原専慶流最後に咲くのがこのカノコユリです。白花と紅花があります。お盆に使うマキの木をあしらって活けたが,面白い感じの配合です。編集発行京都市中京区六角通烏丸西入桑原専疫流家元1978年9月発行No. 183 いけばな, 戯

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