テキスト1978
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R、ソラボシカユウの白花と斑点のある緑の葉、蘭の葉をそえて、ガラス器の水盤に活ける。盛夏にふさわしい清涼な感じの盛花である。温和な感じの明るい花である。大衆的な平凡なガラス器だが軽い花を入れるのによい。c c鉢植のベコニア(ヒエマリス)を切りとり、カラジュームの葉を一枚そえて壷に入れる。写真にとったのだが、これも写真がわるいので、絵に書いてこのページに加えることにした。ベコニアは緑のまるい葉に朱色の小花がついて実に可愛く美しい。カラジュームの緑に白線の模様。この二種は小品の瓶花だが色彩効果のある配合である。る。はっきり描くと絵としては面白くないし、絵としてしゃれていても挿花図としては実際に遠ざかる。なんとかよい方法がないものかと、しきりに考えるのである。(専渓えがく)いけばなの絵はむずかしいものであ⑧ ランの葉シラボシカユウベコニア(ヒエマリス)カラジューム

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