テキスト1978
22/146

・.. 紅色のバラは足もともしっかりして長く太い。辿の黒褐色との配合もよく,豪華な感じのする瓶花。バラも迎も配列に注意しつつ,それによって花↑ R 40センチばかりの高さの濃緑の壷,この大きい壷に枯辿の実とバラの二秤を活ける。白色と批形を梢成してゆく。バラと枯葉の迎も面白く古い南画の画題となっている。枯芦にバラ,山藤の実とノ⇔ぅ,いずれも同様の好みといえる。いわゆる文人趣味の瓶花である。竹にバラなどことに調和がよく,洒脱な雅致が感じられる。8

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る