柊（ひいらぎ）に淡黄色の百合を取合せる。Rの写真は前方より見たもので、副胴の枝が左前へ強くはり出しており、右方の小枝は後方に深く入っている。Rの側面図も同じように見えるが、この花形は普通以上に前後の深い作品である。百合は前方へ傾いており、正面よりの写真ではわからないほど奥行と前の出の深い瓶花である。柊はあまり好ましい材料ではないが、横枝の張り出た材料であり、今日、手に入った材料の中ではいちばん横斜形のわかりやすいと考えたので、これを用いた。雪柳のさびた枝、さんきらい、ぼけ、柿の類にこの百合を配合すると詢和がよいと思う。壷の前へ低く入れた枝に特徴がある。柊（ひいらぎ）淡黄すかしゅり6R R
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