テキスト1978
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スイセン赤椿の二種を取合せて、白い陶器に活けました。三角形のこの花器は新しい感じの作品で明るい形式の花器です。単弁の赤椿が美しく咲き光沢のある濃緑の葉とともに新鮮な色彩感があります。これに対するスイセンとの調和、初冬の花材として好ましい配合です。白色の花器も色彩をよく引立てていると思います。スイセンの花二本に対して葉が多いのですが、これは他の葉をつけたして挿し合せてあり、なるべく自然をこわさないように楽な調子に形を作りました。前方より見るこの瓶花はそれほど奥行きと前の出を感じられませんが、別の写真Rの側面をみると、前後奥行きがよくわかると思います。R閃因によってスイセンをみるとまとまって上方へ立つだけのように見えるのだが、実際はR図でみるようにかなり深く前後に葉を配置しています。の作品とは見えないほど奥行きを作っています。スイセン赤椿一っR 昭和54年を迎えるにあたり桑原専慶流の皆様が一堂に集まって、交歓のためのパーティーをひらきます。多数ご参加をお待ちします。例年の。ハーティーには二00名以上の出席者がありますが、今回もそれ以上の皆さまをお迎えして賑やかなお顔を拝見したいものと考えております。専渓先生の舞囃子「羽衣」をはじめ、会員の皆さまによる合唱、日本舞踊など余興の準備もしております。お誘い合わされご参加下さいます様。詳細は別におしらせいたしますが、なお、家元係までお聞き合わせ下さい。3R

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