テキスト1978
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皆さんの活ける盛花瓶花は、その花形が奥深く作られていますか、前方へ強くさし出されていますか、盛花瓶花ともに前後の浅い作品はよい作品とはいえません。本格的な調子になっていない、ということです。一般的にいって深さがたりない、という作品が多く、これでは折角の努力も結果においてよく見えない、ということになります。そこで、この点に注意を喚起するために、この月号のテキストから三回ほど継続して、掲載写真の前部とその側面を写して参考に資したいと思いまさんきらい一文字菊R前より見る⑧横より見るす。この月号に掲載の各作品合と、それをそのまま(手なおしせずに)側面から見た場合の二枚の写真をとりました、参考になれば幸せです。このページの作品は「サンキライ、一文字菊」の二種の垂体瓶花です。背の高い陶器の左右に垂れたサンキライ、後方深くやや右方へさし入れた茎、後方に力強く入っています。菊は低く入れて前方に出ていますが、Rの写真(前方)とRの写真(側面)をみると奥深さが理解出来ると思います。(10作)は前部から見た場する。それによって前後の深さを考えてみよう。ものである作品の正面と側面の写真を掲載以下の10作の瓶花は一作をそのまま正面と側面とから撮影した⑧ R 2

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