フジバカマカノコユリ（高さ45センチ）R渋い紅掲色のフジバカマ2本、白と紅の百合の花カノコユリ2本を活ける。花器は赤と濃青色の図案のある陶器（イタリア）美しい色彩の花である。2本のフジバカマの茎が簡浄な線の美しさを見せていると思う。花器の感覚と花の色が結びあって、日本の花にない特殊な味わいを作り出している。R細く背高い陶器。ざくろの実の垂れ枝にあわせてこの花器を選んだ。葉が落ちて枯れ枯れとした感じだが、花器の高さと調和するように形を作った。葉の落ちつくしたザクロの枝、これは晩秋の情緒である。すっきりと無駄のない形、小品花に望ましい考え方である。白花りんどうとの調和にも季節感がある。Rザクロ白花リンドウ（高さ60センチ）c紅色のボケの花、これは返り咲きの花だが緑の実と葉があって風雅な感じの花材である。黄掲色の中輪咲菊を三輪（二本）そえて活ける。花器は赤掲色のやきしめ陶器。四角の小さい花器である。この花器には少し大きいが、ボケの枝を右方へ長くさし出した形に特徴のある花形である。⑪新しい造型といった憾じの花器である。淡い青紫色の陶器で、この花器には洋花がよく調和する。ヤシ（ケンチャ）の小葉を二枚、前後に重ねて挿しヒマワリの小型の花を四本、首みじかく入れる。花器と花材が明かるい感じをもっている。ヒマワリの置きどころ、配列に注意した。明る＜若々しい感覚、そんなところに注意した作品である。R 2
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