テキスト1978
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(盛白百合花)ダンツクモ平柳ダンツクモの緑と白の横じまが美しい。中央に前へ少し傾けて挿し、その後方のテッボウユリ、叫花のはっきりとした白色が新鮮な感じである。前方左右ヘユキャナギ、変化のある枝を挿す。この盛花は淡泊な調子の配合であるが花器は暗緑色の四辺形の水盤。明るい感じの、静かな配色の盛花といえる。七月から八月へかけて花器を10箇ほど買ったが、P9の平篭は6、000円、この水盤は30、000円で、普通の程度の花器がこのくらいである。花器も大分高くなった。大阪から発行されている「グラフ日本」の表紙に掲叔の写真です。(桑原宮春軒にて撮影)花はしまがや、白菊、ききょうの紫と白、花器は紅色のガラス器、しきものはベイジュ色のテープルセンター。プラウスが紺色という、中々カラフルな配合です。12

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