テキスト1977
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囁窃フリージャサ。フラ(インド産)Rこのごろは外国産の枯れもの材料が種類を交えていろいろ入ってくる。写真Rの木のぼ・く様の材料は、インド産のサプラという(インドのモダマヅルともいわれている)ツル状の木ものである。枯れものなので実際の状態がわかりにくいが、なんとなく個性が変わっていて而白い。フリージャの黄花と白椿を添えて瓶花にした。花器は土器様式の新しい感じの三角型の壺゜小品花だがなんとなく明るい感じの花となった。異国趣味と日本種の材料がぴったりと一致して、その中に―つのふんい気を作っていると思うのだが、フリージャの細い北線の茎が左右にひろやかな調子にのびているのも、この瓶花を特徴づけている。のびのびと流暢な形に入れることが大変役立つことがある。椿R4紅葉の寒菊を好んで活ける。せる灰菊。培家の仲間では「踊りかんぎく」と呼ばれている。11月の末から12月初頭にかけて葉が紅葉し、その中に黄花を咲かせる姿は、た感じの雅致の深い材料である。が、その中に古雅な純粋な寒菊の風情は目然栽培の昔ながらの、こる。したがって茶席の花にも好んで用いられ風雅を愛する人達が、初冬の趣味の花として花の咲く前のそのつぼみの頃、これを適当に切り少し高い花器にほとんど、自然の姿のままに一種挿しにする。無駄な花葉をとりさり形を安定させる。1メーターばかりのびて黄花を咲かその柏生の姿が風雅なので栽「初霜の中に紅葉をたく」といっ寒菊にはいろいろな種類があるのだの煤菊にあ根つきのまま花屋で売っているのだが⑧寒菊R R @

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