テキスト1977
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かなりやがよく唄いけり朝の日が南天の実にかがやきにけり信綱R庭の緑の樹木の中に赤くかがやく南天の実は、ひときわ明るくみえるので、これを「南天燭」という名をつけた古い中国の詩人がある。また、その業が竹の葉に似ているので「南天竹」という呼び名もある。臣rd”一月に入るとなんてんの実も色がさえざえとして、これに水仙、どを添えて活けると、色も美しく新鮮な瓶花が作れる。葉の形のよいものを選んで明るく自由な花形に活けるのがよい。花器も落芹のある日本趣味、この白菊は「ちくりん」という単弁の中菊だが、副材としてしまりもよく、葉の美しい材料である。白菊ななんてんノゞ単弁菊⑧松R 2

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