テキスト1977
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イチイ夕ウメゴケボン誨ラ重厚典雅といった感じの瓶花である。濃紅色の大輪ボタン一輪、緑の葉、梅のコケ付のボクを2本配合したのはこの瓶花を古雅な忍じに見せるための配合で、鮮緑のイチイの枝を足もとにつけて花形に引きしまりを作っている。花器は褐色の上ぐすりをかけた落貯いた感じの壷である。c白色バユーシダの若芽カリシダの芳芽は九州地方の暖地に野生の種類である。いけばな材料によく使われるが用い方によっては明るい感じにみえる。四月ごろからガラス器を使っのも清爽な秘じがしてよい。ユーカリと白いバラをつけて洋間にも調和する対照型を作った11 @

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