テキスト1977
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「桑原専渓の立花」作品集の写真作成のために、主婦の友社写真部の宇垣健次氏に来てもらって二日間で六作の立花を作り次々と撮影して行く。このスナップはその最後の追い込みに疲れ切った私が作品にとっ組んでいる風景だが、写された私も全くご存じないスナップなので、ズボンはよれよれ、靴下もはずれかかって中々迫真力のある写真。手伝いの花藤の一男君と寿子さん、左方は小田康子氏。きのうの朝から先生と一結に48時間ぶっ通しの決戦スタイル。ある日の桑原先生② c アマリリス淡黄色バラアマリリス3本、淡黄色バラ3本の盛花である。花器は藍絵白磁の水盤である。アマリリスの花軸の直立の形に調和する様にバラも直立した形に挿している。さっばりとした小細工のない形に仕上げてある。花器の図案はテッセンの絵なのでこの花器は夏から秋へかけて使うのが適当である。も深みのある安定感のある花器を選んだ。この程度の花材だとかなり広い部屋によく調和する。(挿花時間10分)たっぷりとした感じの材料なので花器讐軍必量『

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