テキスト1977
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7•日本いけばな芸術協会の記念式典会場で代表挨拶をする専渓の私。高松宮妃殿下をお迎えして、大阪ロイヤルホテルの大広間には約一千名の会員が並んでいる。はれがましい場所は至って苦手の私なのだが、五分間ほど話しかけるとその後は自然に話のはばもひろがっが、とにかく緊張する様な場所の講演挨拶はあまり上手でない、と自分でもそう息っている。桑原先生ある日のてゆくのだ① c 、、ラノシンビデューム手附篭にバラ、小型シンビデュームの二稲を活ける。篭花器は白竹の篭、褐色に染めた篭の二種に大別される。その他のものもあるが、篭は晩春から夏、秋へかけて多く用いられる花器で白竹{竜は夏季に適しており、褐色の篭は冬でも用いる。軽やかな感じの花が調和よく、日本種の草花が好ましい。洋花でも落精きのある材料なればよく調和する。洋蘭と紅色のこの投入花は明る<美しい配合でこの篭によく調和していると思う。(時問10分)ダ-,.、:9競. .., 咤:●✓ ンク

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