テキスト1977
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桑原隆吉・素子とそのグルー。フによる絵でいえばローランサンのような美しい趣味のいけばな展だった。会場装飾とデザイン、明快な色調、新鮮な感覚が会場にいっばい流れて、二日間を通じていっばいのお客さまが、まあ美しい、かわいいお花。これは貴族趣味だな、と批評する人もあって、とにかく目様にびったりというけんらんとしたいけばな、たしかないけばなの技術が作品を引き立てていたと思う。会員の皆さんの努力がそれぞれの作品にあらわれていて、気持ちのよい花展だった。(上の写真は会場と作品)会日会場京都朝日会館7階ホール(会場構成)井(花材収集)藤井一男あなたの部屋にいけるいけばな展10月9日(日)・10日(祝)上洵12

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