テキスト1977
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L`, 9亀Rセイヒツバキ(青緋椿)は九月下旬に咲きはじめる。ツバキは人きく活けるよりも小さく一種挿しにするのが引きたつ。あるいは紅葉の山木にあしらいとして添え、またトニ月に入って脈梅ことに調和がよい。一枝に葉の多いものであるだけに葉をとりさり、葉の裏表をよく考え(ロウバイ)などに品花。、9,‘‘`‘‘、冒`”.. ふ`ヽヽヽ5シ令亀) ’ ヽ•ぃ畠0、、,ヽ‘`..ぃJ`` 、ヽ・ヽ` て多からず、築をとりすぎず適当な葉数にすかしとることが中々むずかしい。花の向き形をよく見定めて花器に安定させる。小さく直みのある瓶花。葉を美しく整理して活ける小休の間を引き立てる花である。R十月に入るとサンキライの実が色づく。大輪菊、単弁さんぎく、などことに調和がよい。この瓶花はアケビの藻で編んだ小振りの篭に、ニ種の花材を入れ雅趣のある感じを出している。民芸趣味のこの篭にはことに調和がよい。たっぶりとした緑の葉がサンキライにも花器の褐色にもよく季節感のある花といえる。洋花の美しさもよいが、深秋の風雅としてこんな惜結にも捨てがたい味わいがあると思う。サンキライを左に長く挿し、右方にも小枝をあしらって変化をみせている。ナノガキ(信猿柿)という。白菊と配合すると謁和のよい材料だが、ここではサンセベリアの葉を三枚直立cこの小さくつぶらな柿の実。cシナノガキさせて、その後方にシナノガキを入れ、前方にヒマワリの花五輪をつける。花器はアズキ色の水盤。柿の枝を前向きに立ててあるのだが、サンセベリアの直立に並べる様に奥深い位置に立てているのが変わっている。日本趣味ではなく洋花に調和させようと考えた用い方である。黄色褐色の色の配合である。,\. サンセベリアヒマワリ1.t'r 鼻.、ヽI'.

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