テキスト1977
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c ミリオクラダスススキカラジュウムユリc 竹の花器は白竹で作るのがいちばん多い。ごまちく、はんちく、ほていちく、すすだけなどの花器も多いが、中でもすすだけ(煤竹)は風雅にみえ、花を入れても調和がよい。農家の天井に年をへて色づいたものを使うのだが、最近は薬品で若色する加工品が多く、やはり自然で色づいた煤竹の雅致には及ばない。四方竹は竹の子のうちに、四角に作りあげることになっているが、イミテーションというものは、色といい手ざわりといい、なんとなく素朴な感じがなく品格にとぼしい。竹器に瓶花をいけるノゞ17 すすだけの花器@ ⑧

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