テキスト1976
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曇幽る。少し弱々しい花だがナルコユリと取合せて盛花をつくる。黒い花器に紫のキキョウ、緑と白のナルコユリ、しい清楚な感じである。モノクロのこの写真ではその感じが出ておらないが、ナルコユリというものは形がよいのだが平凡な材料である。R5月17日、はやくもキキョウの早生種を見常識的な配合だが初夏の花らスイレン2本をつけた盛花。花器は白色のガラスに黒い線があって花との調和がよい。分量を多くすると写真効果が悪いので軽やかに少なく挿したが、実際では奥行深くナナカマドを挿し加えるとよい。スイレンの花の前に緑の葉を重ねる程度がよいと思う。キキョウナルコユリc対ページは、ナナカマドの緑の葉に紅色の鬱4淡紫色の洋種アジサイ2本、白花テッセン2本の盛花である。黒褐色の大きい水盤に、後方に低くアジサイを入れ、その前方に白花のテッセンの花、緑の葉を重ねる。テッセンの茎を通してみるアジサイ。美しい色彩の配合。R テッセンハイトランジア(洋種アジサイ). 書R

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