テキスト1976
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tこ。 日本いけばな協会会長小原豊雲氏の御桑原専渓花適50年いけばな展記念祝賀パーティーが2月21日午後6時30分京都ロイヤルホテルで開催されました。流内の師範門下の皆様の主催によって行なわれたこの。ハーティーは、来賓約70名をお迎えして流内の皆さんとともにおよそ二五0名の出席者でした。二階大ホールにいっばいの皆さまが桑原専渓の健康をお祝いいただき、かつこの上の発展を期待していただいたことは、私共にとってこの上の喜びはございませんでし祝詞をはじめ、東京より御来会下さった同じく副会長早川尚洞氏、京都いけばな協会会長手嶋千俊氏など花道界代表の御挨拶より、京都大丸店長宮里欣也氏、茂山千之丞氏の御挨拶につづいて、祝賀のために特に人間国宝といわれる茂山千作翁の狂言小舞「子の日」の舞台を拝見しました。乾杯には流内代表として瀕津脱定氏が立って、専渓のために健康と個展の成功のために祝杯をあげて下さいました。出席の皆さん方が、それぞれテープルを旧んで賑かな開宴となりましたが、その間の舞台では琴曲の合奏をはじめ、声楽の独唱とビアノの演奏が流れて実に盛大な祝賀会のクライマックスに入りました。まことに、記念すべき盛大な祝賀会でした。特に京都いけばな協会の諸流代表の諸氏が三十数名も御出席下さいましたことは感謝に堪えない次第でございます。桑原隆よりて記念展を成功させていただきまして心より感謝申し上げます。の還暦祝のときに「思いきやはずかしながら赤頭布」という句をつくりましたが、昔風に還暦というと61オ、私はさらに75オですから、人世もここまでくるとめんどう呆くなって、もう一度やりなおそうかな、と思う様になります。どこかのトンカツ屋の広告に「ょく食べてよく寝る子はふとる」というのがありましたが、幸に私は健康だし普通以上によく食べ、眠ります。そのうえ頭もよく使い終日労働もします。年寄りのくせに小面にくいかなと時々反省しますが、とにかく多忙すぎて毎日毎夜、机と身体の労働、この二つで休日なし、日曜返上の生活を送っています。昔の人は「悔いなき人生をおくる」などと、中々よいことをいいましたが、人によってそれにも分限があるものです。とにかく出来るだけ努力したいと思っています。まぁ、よろしくお願いします。花展が終るとすぐ次の仕事にとりかかっています。「桑原専慶流生花の本」と「桑原専渓立花作品集」の二つの著書を出版することです。それこそ悔いの残らないよい本を作りたいと考えています。まだ企画の段階ですが、早く実現するつもりです。皆さまの御友情と御厚意によりまし私の古い友人である山本大幹氏がそ普通以上によく(専渓)索子吉12 桑原専渓花道50年祝賀パーティー(京都ロイヤルホテル)・ベ好、`督が沿

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