テキスト1976
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専渓(写真)行ったもので、烏丸にあった川端道喜のちま12月号の作品写真が3枚ばかりよくなかったので、急に考えついて、11月24日京都市内の名物餅菓子屋を紹介する意味で、写真をとりに廻った。いささか甘いお話だけれど、お茶の間の話題としてお読み下さい。私の若いころは甘いものが好きだった。それも普通の菜子屋のものではなくて、京都の伝統をまもる名門の菜子屋へ恐る恐る買いにきやおはぎなど、門構えに白いのれんを押しわけて買いに行った。大体、菓子屋というものは今日でもそうだけれど、名菓と称する様な菓子屋は気位いが高くて不必要に無愛想である。菜子の司(つかさ)などといって、下げてつかわす式の商売をしているのが多いが認識不足も甚だしいと、このごろは専らコーヒ党になってプルーマウンテンだのカプチーノ、ウィンナーなどと、いささか通人らしくかまえて、時間があるとまずコーヒーということになる。さて、ここに7枚の写真を掲載したが、この中には餅菓子の下手もの屋もあり、上手もの屋もあるが、とにかくよく知られている京の餅屋を紹介することにした。(道喜のちまき)烏丸にあった道喜が上賀茂へうつってから数年になるらしいが、神社の参道から東ヘL 一京の伝統「あぶり餅」を焼くちまきの「道喜」北野の「長五郎餅」----・, 今宮の「あぶり餅」10 名物もちゃもちゃ-=-~"

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