テキスト1976
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④瓶花、盛花をつくるとき、自然趣味の配合(自然描写の作品、自然趣味の作品)と、別に自然趣味の材料配合や、温雅な趣味と好みから離れて、材料の配合に常識的な考え方をつき破って、なにか新しい感じを出そうと試みる作品。そんな意欲的な工夫をもつ瓶花、盛花がある。いずれの場合も、それなりに優れたものであることが必要だが、このテキストの作品、4、11、12、13、の作品は一般的な美しさを考える作品で、それである以上は技術のよさと、色調の美しさ、さらに配合についてもそれなりの無理のない取合せが望まれる。このダリアとタマシダの盛花も述本形のうちの留主形の盛花で、紅白のダリアと緑のタマシダの技巧的な盛花である。③④ 3ストレチアイヌコログサダリアタマシダ

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