R花菖蒲の白花、バラのオレンジ色、さっばりとした配合である。花器は黒褐色の長方形花賄で花との色調もよい。花器の一方へ株をよせて、花器の半分をすかせてある。右のショウブの開花はかなり前方へつき出ており、バラの前方の花も花器より前方へつき出ている。したがって花形としては前後の深い花であるが、この写真では前後の感じが少なく、単調にみえる。菖蒲の後方にバラを入れると写真的にはよかったのではないかと思う。花器の彫刻図案がショウブの葉の形と調和して効果的である。R白花のショウプに青楓を添え、トルコキキョウの濃い紫の花を加えて色彩的な瓶花を活けた。花器は黒褐色の腰高花瓶。白と黄みどりと紫、配色が美しい。この。ヘージの二作は温雅な感じの瓶花で家庭のいけばなにふさわしい程度のものである。品本花形から少し楽な調子の「応用花形」といったところであろ。トルコキキョウは以前のテキストでも書いたが、小さいつぼみをとり去って、開花と中問程度の花だけにして使うと美しく形もよい。洋花だが青楓にあわせて活けると落若いた感じにみられる。ノゞラR 青楓ショウブト）レコキキョウR ショウブ10
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