テキスト1975
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②③ ガラス器にも多くの種別がある。大きくわけて透明ガラス器、不透明のもの、カットガラス器、着色加工のもの、などである。その他、吹竿で作ったもの、これは素朴な民芸風の味わいがある。また大醤生産の機械もの型もの、一品製作のカットガラス、は尖鋭な手ざわりと重量感がある。複雑な色医案を施したもの、これには低俗な趣味のものがあって特に花を活ける場合に注意したい。その他に多くの種別があるのだを-つ゜引き立てるような花を活けるべきだと思、。しが要するに趣味の悪くないもの、花を引き立てるようなガラス器でありたいし、また花器ガラス器は夏の花器だという、誤った先入これ感がある様だが、清涼感のある透明ガラス、透明カットガラスの類は、常識として初夏から夏へかけてが適当だが、その他の色彩ガラス器、不透明ガラス器は冬でも使ってもよガラス器にいける2クロトン,すいれんを配合して方形水盤に活けた。配合が変っているが,よく調和している。淡い紫白色のダリアに濃い紫赤色を交えた盛花。洋室向きの盛花である。

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