テキスト1975
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,t 山のハナショウプ’ 屯・.-. , 着ヽコJ (のかんぞう)フキノトウシュンランイワナシイワカガミヤブコウジ(口月)ユキヤナギモチッッジシャクナゲヤマザクラノイバラクマガイソウ(5月)カキッパタハナイカダウノハナヤマブキヒメウツギシモッケガクアジサイ(6月)フタリシズカ(5月)ヤブレガサホタルブクロ(6月)ササユリヌマトラノオ(6月)山のスイレン(6月)クサフジミズギボウシ(い月)コウボネ(い月)ノカンゾウノアザミ(い月)オニュリタメトモユリ(7月)ウバユリ(口月)谷から初夏の季節に私達が採集できる程度のものを書いてみた。植物の範囲は実にひろい。私逹の考えるのは「いけばな」という目を通してみる一部分であるのだが、それでさえも手にとってみるものは怠外に多い。私と写真の小西氏とが、この日、北山方面で見た花は意外に少なかった。ちょうど春の花が終って、山つつじさえもすぎがての季節である。特殊な場所(高山地帯又は海岸地帯)へ行くのでなくてはめぼしい花はほとんど少ない。やがて6月7片に入ると新しい父の花が咲き出すことであろう。七月に入ると貴船神社の渓谷にもヤブレガサ、キツネノカミソリの花、緑のすすき葉や雑草の中に鬼百合の朱色の花が咲く、芹生の村の草原の狸々袴、女郎花の茎が風にゆれるようになるとすでに反である。古知谷から花背峠への追は北山杉の樹林がブシ(2月)(2月)(4月)(4月)(5月)(5月)(5月)(6月)(6月)(6月)(6月)(6月)(6月)シャガ(2月)(2月)(4月)(4月)(5月)(5月)(5月)(5月)(5月)(7月)(7月)23年4月28日(京都北山古知谷)立ちならび、その谷あいの狭い面積の小田に、突然と稲の緑の葉が風にゆれ動くのを見る。蛙の声をきいてはじめて人里であることに気づくのである。私達の子供の頃は八瀬大原というと、はるかに遠い山村の様に思えたのだが、そして山つつじの頃もシャクナゲの頃も、大原女姿のおばさん達が十貫一束という山の材料を、腰の低い荷車にのせて、私の家へ運んでくれたが、なにしろ女天下の大原のおばさん達は、とも引きのおやじさまを門口に待たせて、売込み値段の交渉にねばっていたものである。女郡男卑の風密がいまに伝わっているらしい八瀕大原の里である。大原女も白川女も、はしごに鞍かけの高雄女も、とにかく足腰のたっしゃな女達であった。シャクナゲは北山方面に多い。鞍馬、花背、古知谷あたりの山間に野生するかんほくだが、四月すえから五月はじめに、群落して咲く。協あたりのよい山地に出生するものは葉も小さく深い紅色の花を咲かせるが、杉林などの樹林の下に群生するものは、幹も太く葉も大葉、花は淡紅色で、ひとところに密生して何メーターにも及ぷ群落をつくっている。隔年に咲く料性らしく、私がその野生地に二年つづけて、同じ時期に行ったのだが、昨年満閲の花を見ることが出来たのに、翌年はほとんど花が見られなかった。(私の山花の記録)よりシャクナゲの群落地発見、ひと山シャクナゲの花にて埋まる。この日すでに花晩し。鞍馬より百井別れにて行く。昨年と同所なれど、シャクナゲの木あれど花なし。隅年に咲く羽1性らしい。今年は乳番らしく思える。昭和22年5月8日(京都北山古知谷)昭和`“ ボケ.... 畠ト冷~ベ嶋,,豆e~ (しゃが)11 fiirF iiTalli(i • 一・'

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