テキスト1975
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企~ヽ9-\ .~、入`籠の花は草花を活けるととが多い。初夏から秋へかけて多く使う花器でもあり、季節感もあって夏草秋草の類がいちばん調和がよい。木ものでも、コデマリ、ユキヤナギ、ツルバラ、ウノハナ、ナッハゼ、ドウダン、青楓などの類、主として「かんぽく」の程度の細い木ものが好ましい。水草ではカキツバタ、ハナショウブ、また椿を首みじかく活ける、梅桜の細い枝、センリョウ、サンキライ、栗の実つき、ボケの実つき、程度の軽やかな実もの枝ものがよく、洋花は一般的に調和がよくないが、渋い感じの色調のしずかな趣味のものなれば、決して悪くはない。例えばこのテキストにあるような「アイリス」「インドユリ」「洋種テッセン」「洋蘭シ。フリ。ヘデューム」「洋稲バラの類」「ラッパスイセン」のように、日本趣味に調和する色と形と趣味の材料、この程度のものをよく選択すれば、床の問にもよく調和することになる。淡泊に一種挿がよく、二種取合せても花々しくならない程度の材料が好ましい。分量少なく挿し技巧的にならないように短時間に軽く活けることである。技巧的にうまく活けようと思うような心は、籠の花としては不適当で、さらりと軽く活ける花に、よい花が出来ることになる。, Rまん中に手のある長方形の籠、宿根アイリスを一種活ける。宿根というのは多年生の株から毎年花の登る種類のアイリス。普通のアイリスとは葉も硬くしっかりしている。この籠は写真のように左方だけに活けてもよく、手を中心にして左右に活けるのもよい。籠の内部の美しく見えるように考える。R魚籠(びく)の形の花器。花はヒメカンゾウの葉とセキチクの淡紅の花。軽い小品花である。カンゾウの葉の曲線をセキチクの花の上へのせかけて、やさしく怪やかに活けた。4 . •. 曼.... ℃ .. ・ ・・ ・ -_. ・ . 呵轟I ,.,~.~^ ⑧ R ... -・・、...~-.' 、..、・)t亀•_I~•-••,'.'J I' ',、\,•• • .、.l , ~.; (. . ,. , : ,,・,,、'., 、',,,.-c. ぐ.、...~ 亀血.、.,. . . -. . .、、\'... ・.....,. ぐ:., ,, . :、• 奪✓~~: .... • •• • ・....___ ._ .. _ ..•.. 入9、9、疇が~~--. . .. ' • ・・ . . :,; ... ···~ ・,.~-ぃ·•·-•:t,.:i_~.i'.ヽ•... , . ヽ."・.. ・~:•. 心•••.:;·• / di, . ", ..... .......、~----~... ー・・・一.•.. , ~:. ・.;..,,::, ---. , !-...,,. ぐータ-. •” ぷ,..

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