テキスト1975
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ヽふE>ふ広々とした地下街、これは百貨店のホールを見るような華麗さと完全設備、換気装置も行きとどいたショッピングセンターである。高島屋とそごうへつづいている岡山市の新しい名店街がこの「一番街」である。ここで開催された「桑原専殿流展」は百貨店のいけばな展と同じ感覚で、会期の6日問に約七、名の入場者があり、まことに盛会、この企画は予想を越えた成功であった。会場は約80坪でそれほど広い空間ではないが、3日から5日までの00012点」をかけ、その前の花席にいけ専渓個展35作、6日から8日までの流展40作の出品は悠々としてスペース十分、明る<美しいいけばな展であった。通りがけからすぐ入れるというのも魅力だったのか終日満員の盛況、ことに各作品の傾向は新鮮な調子のものがほとんどであり、岡山市でも珍しい花展だと大変好評であった。会場の壁面に「専渓作、花の写真ばなを飾った。花器と花材は京都より送られたものばかりで美しいもの珍しい外国産の花器、外国種の花がことに多かった。来賽は岡山市内と郡部の人達が大部分だが、四国方面、大阪、京都、東京からはるばる来観の方もあって、この花股は小規模ながら全国的に反秤をもらたしたいけばな展だった様である。この花展に対し、山陽新聞社及び山陽放送の格別の御後援を感謝するとともに、桑原専疫流岡山県本部の協力と師範門下の人達の献身的な協力を感謝する次第である。.. f (写真・専渓)11

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