テキスト1975
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②アイリスの紫青色、つぽみは形が悪いので開花のものを6木挿した。黒褐色の蓮の枯実2本、足もとにドラセナのしまった形のもの2本を添えた。花器はヤキシメの土器の変形の花器だが赤褐色の花瓶。須恵器の様な感じの花器である。辿の実の褐色とよく調和するし、アイリスの青色とも色彩的に調和する。アイリスの訂線的な形の前へ、まるい褐色の辿の実の璽なりも、形と色がよく調和している。↓ ↑ ③フランス製の軽やかな感じのサイドテープル、下部に斜十字の金属の線が交叉して、これが装飾になっている。花瓶はメキシコ陶器で形もすっきりと軽やかだが、図案が濃紫淡褐色、淡百色などの蝶とスミレの花の絵が、巧みに描かれている。手の大きさも美しい。ガーベラの濃い紅色、オレンジ色の大輪花を三本、かる<並べて挿してあるのだが、この場合はいけばなの形というよりも、花器花台に調和するすっきりとした形と、味わいというところを考えている。r;,_, • 9

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