この3作の花は、ガーベラの朱色シンビデュームの淡黄、つばきの紅アイリスの青紫色、蓮の実の褐色、竹の緑、これらの色彩が配合されて総合して美しい色調になっている。ガーベラには高い台を使って陳列に変化を見せている。中央と右方の二つの花瓶は沈んだ色だが、左の合上の小さい花瓶は明る＜図案の色も美しい。ガーベラ3本の小品花だがこの花が全体のポイントになっている。引き立て役といったとこス。①蘭と竹と椿、この三稲は中国の古い絵にあるような取り合せである。ところがこの写真にあるように花器もカップ型の明るい感じをもっており、蘭もシンビデュームの淡黄色の美しい花ということになると、感じがすっかり変わってくる。黒竹の緑の葉、椿の濃緑と紅色の単弁、これらの配合は上品であり、明るい色調でもある。花器は放いあずき色の腰高盛花瓶゜シンビデュームをのびやかにさし出し、庭で切りとった細い竹を二本添えたが、竹と蘭花というものは古くから賞美されているように、実に調和がよい。朝光をうけて咲く花の様に明快な花といえる。竹は庭から切りとって足もとを熱湯で5分間ほど煮く（洒を湯中へ小量入れて）8 ①②③ 黒竹シンビデューム紅つばきアイリスドラセナガーベラ蓮の実→
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