テキスト1974
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5ー23 かご目のあるガラス瓶4 壁かけの金属器陶器の水注凶案のあるキャンデー入れ装飾のある靴ベラしてそのあとは河原町辺りをぶらつくことにしている。そしていつもおきまりの様に喫茶店に人ってコーヒーをのむ。河原町四条の築地、木屋町のフランソア、広小路のジャマイカあたりの椅子が私にびったりとして落粋きがよい。ここでウィンナーコーヒー、力。フチーノなどを悠々とした気持で時間をかけて楽しむ。用事をすませると、なんとなくほっとときとすると、六曜社のとまり木の椅子にすわって雑踏の中でココアをのむことがあるが、やはり喫茶店は若い人達の間に混って、いろいろな話をきくあの時閲が心を慰めることになるのであろう。咋日、河原町辺りをぶらぷら歩きながら、例の様にあちらの店こちらの店に入りながら、なにか花の入りそうな面白いものはないかと物色しながら見つけ出したのが、ここに掲載した写真のいれものである。りとした磁じを出すのには、どんな花がろだが、またこんな許想もいけばなの中①②③④⑤、この五つの小ものを買ってきて、さて、これに花を活けてぴったよいのだろうと考えながら活ける。いろいろな用具を応用した装飾花というとこの工夫として而白いと思うのである。8 R

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