テキスト1974
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c cはしばみ、とさみずき、たにぐわなど、冬の茶席の花として喜ばれる木である。これに椿をつけて小品花を作ると、いかにも染花のような閑雅な趣味の花となる。また椿も茶席の花として好んで用いられるが、そのしずかな感党が茶席のふんい気とよく調和するためである。写真の瓶花はとさみずき白椿の二種を備前焼の花瓶に軽く活けたものだが、花器は新様式の花器である。いけばなの瓶花と茶席の花とは同じように見えても、―つは茶のための花であり‘―つは技術的ないけばなとしての差迩がある。@ アイリスせんりょうほうの葉とさみづきつばき, ぷ

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