テキスト1974
114/147

R R淡い褐色の水盤に活けた対照形の盛花。デンドロビューム、レディーハミルトンは洋閣の中でも軽やかな感じの紫紅色の花である。ホトトギスの葉、ベニシダの葉、ミリオクラダスの葉少々、この四種を低く平らに左右へひろがる形に作った。水盤の後方に剣山を左右に二個ならべて罹き、後方に花の株をすえて前方の水面をあけてあるのが、この盛花の特徴といえる。清爽として明る<色彩美のある盛花である。Rォミナェシ、アワ、ケイトウ、ススキの葉の四種。秋草の軽やかな瓶花である。うすねずみ色のたっぷりとした壷。剣山を入れて留めた。軽やかな細い線の花材に強い紅色のケイトウ2本。この紅色で全体をひきしめている。あわの葉は水揚が悪いのですっかりとり去り、すすきの葉を入れて醐和をとった。オミナェシを高く入れ、また前方に低く一本入れて株もとの形をととのえている。九月の瓶花として適当な花材である。2 \ R デンドロビュームオミナェシミリオクラタスアワケイトウホトトギスの葉シダススキの葉\

元のページ  ../index.html#114

このブックを見る