テキスト1973
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Rショウプの花を入れず築だけ使うと、さっぱりとした感じの盛花になる。これにキキコウの紫花を添えたのだが、花器は淡黄色の水盤。これも基本型にそうた応用花型である。姫百合又は白花のバラを加えて三種とするのも美しいと思う。ショウプの右へ出た葉、左の短い葉、これで調子が作れている。Rかすみそう(霰草)はコーカサスの原産で、英名を「コモンジプソフィラ」という。原野に野生する霞草はその名の示すように白く細かい花が設のたちこめるようにみえることだろう。写真の盛花は黄精の葉2枚をそえて、緑と白の単純な配合であり、軽やかな明るい感覚を考えて作った盛花である。R カスミソウハナショウブの葉オオセイキキョウR @ @ 10

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