テキスト1973
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Rしまがやけしなつはぜききょう(釣り舟)しゃくやく(つる<び)(つる<び)R床の間の天井(てんじょう)に蛭釘(ひる<ぎ)を打ち、それへ釣り花器を釣る。伝統いけばなの―つの形式である。釣り花器には古い形の「舟の花器」「釣り篭」の花器、また新しい考案の釣り花器もあって、これは床の間にかぎらず、和室の適当な場所の装飾に使うこともできる。洋間のつり花器もあり、窓ぎわなどに飾ることがある。つり花器は格好のいいものだが、活けるとき花器が動いて活けにくく、一般的な花器とはいいにくい。写真は竹の釣り舟花器に、なつはぜ、紫キキョウをつけた初夏の花である。4 ⑧ c R R

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