テキスト1973
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花材デフェンバギア観葉植物のデフェンバギアの葉2枚を左方水盤のすみによせて、前向きに二枚立てた。広菜の材料は面を前向きにして立てると形がよい。少し前ヘ傾けたもの一枚、後方へ傾けたもの一枚を重ねて立てる。そのすそもとにバラを一本つけてAの株を作る。中央に水をみせるようにして株をわけて、右方のBの株には水仙4本、開花つぼみを交えて挿し、菜も自然のままにのんびりと揃えて直立させる。足もとにバラの黄色のつぽみ2本を前方に傾けて入れた。デフェンバギアの広葉、スイセンの細い築、バラのまるく小さい葉の群がり、それぞれ変化のある葉の配合である。分体花型の形だが、黒色の水盤に緑の葉と黄色のバラの花が調和して美しくすがすがしい。中央の水面の美しく見えるように処理して、ゆったりと楽な調子に仕上げるように注意した。黒色の花器は色彩的に花との謁和がよい。明るい色の花ほど引き立つ。(花材貨・八00円)バラスイセン四日市陶器の稽古用水盤である。一、000円程度の花器だが、花うつりのよい花器といえる。分体花形を作るのに使利のよい花器である。(花器黒色長方型水盤)■璽門1,•

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