テキスト1973
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Rゥメモドキは十一月から一月の冬の実ものである。せるような詩情の深いものだが、紅菜の菊、つばきなど殊に調和がよい。写真の花はテッボウユリ、紅色のセ111村ウメモドキの情紹を感じさテッポウユリツバキィヒツバキを添えた瓶花だが、色彩的にも美しく、雅致の深い瓶花である。古い絵にあるようなウメモドキの枝振りも面白く、花器に比較して大きく見えるが、実際の花はそれほどでもない。⑧紅葉のユキヤナギは光沢があって美しい。下葉は緑から黄色に、枝先になるほど紅葉に染めわけて、ひとしお初冬の情紹を慇じさせる。濃い緑の線をもつサボテンの秤類ユキヤナギサボテンこれに紅色の花のボケを取り合わせて瓶花を作った。細い直線的な材料の配合だが、足もとがすいているところに、特殊な花形の味わいがある。花器は徴いコバルト色の花瓶゜ボケR R 16

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