テキスト1973
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JかJ000円だった。温和な悠じの巾に少し新鮮味のある水盤最近、京都刃条で賀った水盤である。亦褐色(あずき色)の陶器で出来上りも美しい。巾級程度の陶器で価格は一三、である。新しい花器に花を祈けることは、ちょうど新しい衣服をきるようなときめきと、新鮮さを慇じるものだが、活けた花さえも坪々として色さえも美しくみえる。この水盤には落土11きのある花も活けられるだろうし、色彩的な花も調和するだろう。朴の化も立の花も、秋冬の花ゃ実つきの木さえもよく調和するに迩いない。材料の配合について、から、よく覚えておいて下さい。瓶花盛花の垢合、木ものの主材、草化の副材(ねじめ)という考え方が、かなり一般的である盛花瓶花ではこの配合がほとんど多かったのだが、今日の新しい盛花瓶花では、木ものに草花をつりる考え方は、あまりにも形式的で、出米土りがなんとなく古い必じでよくない場合が多い。もちろん、これが悪いというのではない。枷につばき、ぱけに菊、古楓にかきつばたの様にすばらしくよい取合せが多いのだが、仝体的に本ものに叩花花材かりんの実百合大切な考え方をお話しますといった考え方にこだわらないようにすることである。むしろ、草花二、三秤を配介したり、木の材料をナロい軽く挿して草花に叩点をおくような考え方が、花を明る<して、いわゆる現代調の盛花瓶花が作れるから、その様な名え力をもつようにおすすめする。ここに掲載した盛花かこの―つの例題であるりんの実つきの木を1本、百合2本、ミリオクラダスの緑の葉の配合。木は少く使っている。右方のすそにミリオクラダスとかりんの小枝を軽くさして、んんの紅合に留忍している。(化材此・八3011)ミリオクラダス7 木の材料と草花と

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