花材・デンドロビレディこれは明る＜華麗な盛花である。袢蘭の「デンドロビューム・レディハ・ミルトン」は紫紅色の美しい花。花屋ではデンハーレといっている。写頁の材料はこの汗蘭の葉つきのもので花茎も長く、したがって形もよく活けやすい。紫紅色の花に緑の薬が曲線に乖れてゆったりとした感じがする。単弁の小菊は白と黄、濃い緑の葉。花器は淡い褐色の新しいデザインによる腰汀回盛花器。花器が少し閥いので花）は左右に低く中らな形に作った。右方に岡花乞本、左方に1本と人れて、中央から後部へかけて小菊を挿した。いわゆる「平面形」の様式である。目もさめるような美しい色、白と緑を適渭に配附して柚にひろやかな花邸を作っている。袢坐の飾花としてふさわしい。（花材費・一、五00円ー）桑原淋疫のいけばな展に対して、これまでいろいろな批評をきく。もちろん悪い点も指摘される。罪心い作品は日頃、勉弥をしないで花展だけ出品する人逹の作品であって、よくわかっている。よい面は、桑原専疫流の作品は色が叉しい、↓品である、花器の選択がきびしい、新しい憾党の作品が多い。はっきりと批判されるこれらの点について皆さんとともに反省し、なお勉強したいと息う。（花器京都）ューム・ハミルトン小菊この花器は随分以前から手許にある花恭だが、新しい感覚の形のよい花器である。恐らく芹い陶芸家の考案によるものだろう。高級の花器ではないが、洋花などことによく繭和する。大衆花器でもこのように仙いよい、どの花でも分rlm少く挿してよく謁和する花器を選びたいものである。6 （価格ーーーニ、000円l)
元のページ ../index.html#10